EAFF E-1サッカー選手権第１日の2試合目も引き続きモンゴルサッカー連盟スタジアムで開催され、地元チームのモンゴルがマカオを迎え撃った。

アウェイのマカオは、特に前半にはピッチ全体で組織的なサッカーを見せていた。だが試合を支配したのは地元ファンの大声援の後押しを受けたモンゴルの方だった。

しかし、ピッチ上で優位な戦いを見せながらもモンゴルは早い段階でゴールを奪うことはできなかった。特にBAYASGALAN, GARIDMAGNAIには少なくとも3回は先制のチャンスがあった。いずれもCKからのチャンスだった。

モンゴルの攻勢がようやく実を結んだのは40分だった。MUNKH-ERDENE, TUGULDURが左サイドから鋭いシュートを放ち、HO, MAN KAIが対応したが、SEO-OD-YANJIV, GANKHUYAGが素早くこぼれ球に反応してモンゴルの先制点となるボールを押し込んだ。

ホームチームの2点目は前半終了間際の45分。JANCHIV SUNDORJの放った直接FKはスピードもコースも十分で、HO, MAN KAIにとってはノーチャンスだった。前半はモンゴルが2-0のリードで折り返す。

だが後半開始からわずか3分、やや予想外の展開で試合の行方は再び分からなくなった。間接FKからのボールにGOIS FERNANDES, CARLOS LEONELが素早く反応し、至近距離からゴールに叩き込んだ。

その後は拮抗した試合となったが、74分に交代出場のBATBOLD BALJINNYAMが今大会のベストゴール候補となりそうな3点目を奪う。マカオの選手2人をドリブルでかわしたあと強烈なシュート。HO, MAN KAIは触れるのが精一杯で、ボールがネットを揺らすのは阻めなかった。

モンゴルは82分にも4点目を追加。HO, MAN KAIの弾いたボールをNYAM-OSOR, NARANBOLDは頭で押し込むだけでよかった。チームの強い団結力と個人の優れたスキルの両方を発揮していたモンゴルの見事なパフォーマンスを締めくくるゴールだった。一方のマカオは結果を出すためには今後の2試合でプレーの改善が必要となりそうだ。

モンゴル
WEIS HANS MICHAEL監督 記者会見
最初から最後まで一方的な試合だったと思うが、マカオの唯一のチャンスで決められてしまった。だがそれに対してしっかりリアクションを起こすことができた。去年の我々なら2点目を奪われていたかもしれない。

私がモンゴルの監督になってから最高の試合だった。それは大差のスコアでも明らかだ。過去1年間にたくさん試合をしてきたが、経験を積み重ねて成長してきたことが見て取れる。

もちろん観客の応援も助けてくれた。全てがうまくいった。今後の2試合もたくさんの方に応援に来てほしいと思う。特に木曜日のグアム戦は我々にとってこの試合の山場となるであろう試合だ。

マカオ
IONG, CHO IENG監督 記者会見
モンゴルの勝利を祝福したいと思う。もちろん我々にとっては望んでいた結果ではないが、これがサッカーだ。何かを望むだけで得られるわけではない。パフォーマンスに優れていた側のチームが勝利を収めた。

マカオから来た我々にとっては非常に寒く感じられる気候だが、少なくとも雨は降っていなかった。人工芝にも慣れていなかったので、その部分でもやりにくかったかもしれない。

1試合だけではなく、ここに来て大会を戦う準備をしてきた。残りの2試合でも選手たち全員が勝利を目指して戦う。私の頭にあることはそれだけだ。

モンゴル
11. NYAM-OSOR, NARANBOLD 試合後インタビュー
ゴールを決めることができてすごく嬉しい。チームメートやファンのためのゴールだった。

マカオ
11. LAM, KA SENG 試合後インタビュー
ベストを尽くしたがモンゴルの方が強かった。彼らは良いチームだ。