7月21日(水)、札幌ドームで行われた東京オリンピック初戦で、日本はFIFAランク8位のカナダ女子代表と対戦し、1-1の同点で勝ち点1を分け合いました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客で行われた試合は、日本のキックオフでスタート。張り詰めた緊張感の中、両チームの選手たちの声や迫力あるパスやシュートの音、体が激しくぶつかり合う音が響きました。
試合は思わぬ形で幕を開けました。立ち上がりからカナダの素早いプレッシャーに押し込まれた日本は開始6分、左サイドをニシェル・プリンス選手に突破され、最後は、クリスティーヌ・シンクレア選手に押し込まれて失点。シンクレア選手はこの試合で代表キャップ数「300」を記録したカナダの大黒柱です。
日本は、早い段階で修正を試みます。2トップの一角で先発し、厳しくマークされていた岩渕真奈選手が2列目に下がってボールを受け、ポゼッションを安定させながら攻め手を探ります。しかし、相手陣内では世界トップクラスのセンターバックの一人、カデイシャ・ブキャナン選手を中心とした堅守に、連動した攻撃は影を潜めます。.....
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